企業の採用サイトでチェックする5つのポイント

最近は多くの企業が自社の採用サイトを持つようになりました。しかし、就活生が採用サイトを見るとき、特にどこをチェックしているかを知っている企業は、必ずしも多くないのではないでしょうか。

本記事では、就活生が採用サイトを閲覧したとき特にチェックしているポイントについて、弊社のインターン生が自身の経験や友人や後輩に聞いた情報をもとに書いていきます。

目次

サイトの雰囲気が自分とフィットするか

まず、いきなり意外かもしれませんが、採用サイトの雰囲気は、就活生が気にしているポイントの一つです。

雰囲気、つまりサイトのデザインや文章の語り口、写真やイラストの使い方など、採用サイトを構成するさまざまな要素の組み合わせで醸し出される全体の様子から、その会社の持つ雰囲気を感じ取ることができます。

読み取れる雰囲気は、野心的、堅実、理知的、穏やか…など、ひと言では言い表せない部分もあります。それでも、就活生は自分とカルチャーフィットがあるかどうかを直感的に読み取った上で、その感覚を大事にしています。

求める人物像には何が書かれているか

「求める人物像」は、会社の就活生に対する一番直接的なメッセージであり、就活生もそのような認識でチェックします。

自分がその会社の人物像に合っているか、入社するためには何が必要か(何を会社にアピールすべきか)を考える指標になるため、よく目を通しています。

企業にとっては書くのが難しい項目でもあるため、しばしば抽象的でふんわりした言葉になりがちです。もちろんそれが間違っているわけではないのですが、難しいなりに一生懸命言語化している部分が見えるだけでも、就活生には好印象に映りますし、最適なマッチングのためのよい資料になります。

待遇・福利厚生が納得のいくものか

会社の待遇や福利厚生だけを目的に入社する人が大半なわけではありませんが、待遇や福利厚生は就活生・転職者の一番の関心事と言っても過言ではありません。

他社と比較されることを心配して、採用サイトに載せる情報があまりに少なすぎると、就活生に不信感を抱かせる可能性があります。

もちろん、どこまで開示するのが良いかは、業界や会社の方針によって異なりますので、全ての情報をさらけ出すことが正しいということはなく、柔軟な対応が大切です。特に、待遇面でサイトからはわからなかった情報を内定以降に知った場合、「こんなはずではなかった」と思うに至り、内定後辞退・入社後離職といった事態につながりかねません。

就活生が理解し、納得した上で、応募できるような掲載内容が望まれます。

業務内容から入社後の仕事をイメージできるか

就活生としては、会社に入った後、自分はどのような業務を任されるかは当然知りたいと思うものです。

業務内容が詳細に書かれることで、就活生は自分の興味関心と丁寧に照らし合わせることができ、ミスマッチを事前に防ぐことができます。

一方で、中小企業など社員数の少ない会社では、1人の業務範囲が広く、担当業務が細かく設定されていなかったり、新卒社員一括採用では入社研修後に職種・配属が決まる場合もあり、事前に業務内容を詳しく書けないこともあると思います。

そのような場合、必ずしも自分の担当業務でなくても、会社全体の業務内容の説明があれば、就活生は参考にできます。ただ、説明が一行程度で終わるようだと、素っ気なさと説明不足が相まって、その業務ひいてはその企業が魅力的に映らなくなる可能性があることには注意すべきです。

企業ブログで、社員を通じて個別に業務についての情報を伝えるという手段も有効です。

企業ブログ(対談、社員紹介など)でより身近な情報を収集できるか

採用活動が進み、本格的に選考まで段階が進むと、就活生は企業に対する興味から、より理解を深めるために、企業ブログもチェックします。

会社が公式として出す情報は信頼できる一方で、生身の社員が語る情報には公式情報にはないリアリティがあり、親近感を抱きやすくなります。そのため、会社の雰囲気や社員の働き方の語り口に説得力が生まれやすく、就活生はより自分に近い情報としてブログの内容を大事にします。

社員の等身大の姿を知ることで、自分が入社した数年後・数十年後の姿として想像ができ、進路選択の判断材料として非常に役に立ちます。

いかがでしたでしょうか。本記事では就活生が採用サイトでチェックするポイントについて5つ取り上げました。就活生が採用サイトのどこをどのようにチェックしているか知ることで、会社としても効果的な採用戦略を立てやすくなります。

自社の採用サイト運営の参考にしていただければ幸いです。

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